降格から最短ルートでサブマネージャーに返り咲いた深山。しかし復帰最初の月、月末まで残り2日の時点で個人目標にはまだ届いていなかった。自分の数字とチームの数字、その両方を背負う立場になった深山に密着した。
午前7時30分、誰よりも早いオフィス
渋谷の街が動き出す午前7時30分。深山はすでにオフィスにいた。この日は「さすがに1番乗り」だという。普段から朝が早いのは、深山かもう一人のサブマネージャーだそうだ。
前回の密着時、深山はサブマネージャーからの降格を経験していた。その後、目標を達成し、最短ルートでサブマネージャーに復帰している。「なんとか目標も達成して戻れました」と、本人は振り返る。

残り12%と、サブマネージャーとしての重圧
しかし復帰最初の月、深山は早くもピンチを迎えていた。チームのメンバーはすでに目標を達成している一方で、深山自身はまだ追い込みの最中だった。
「ここまでは確実に行くよねっていうところで言うと、88%まではきます」。残りの12%がどうなるかは不透明だという。売上になる見込みはあるものの、それが月内に間に合うかどうかがまだ見えない。
キャリアアドバイザーの仕事は、売上を追うことだけではない。職務経歴書や推薦文の対応に加え、すでに入社した人へのフォローも続く。配属先や部署はどうなったか、最初の頃は大変ではないか。売上が上がっている人ほど抱える人数も多く、そのぶん忙しくなる。

サブマネージャーに昇格してからが、本格的な逆境の始まりだったのかもしれない。自分の数字は絶対に落とせない。そのうえでメンバーの数字も見なければならない。思っていたより「2段3段大変」だという。
チーム運営にも課題がある。これまでは組織が小さかったため、ある程度は成り立っていた部分もあった。しかし会社の規模が大きくなり、メンバーもチームも増えていくこれからは、回り続ける仕組みをつくらなければならない。その正解はまだ会社としてもチームとしても探している途中だと語る。
実は、この時追い込まれていたのは深山だけではなかった。月末を目前に、始業前からオフィスには張り詰めた空気が漂っていた。
ランチも返上。1秒も無駄にしない月末
始業と同時に、求職者との対応が一斉に始まる。面談中、深山は笑顔を絶やさない。ただし、相手は求職者だけではない。内定承諾の期限が迫る求職者について、採用する企業に内定の通知書がいつ頃出そうかを確認する。人と企業をつなぐ仕事である以上、自分の意思だけで数字をつくることはできない。
正午を過ぎても状況は変わらず、この日はランチタイムも返上して面談を続けた。「時間あったら食べたいですよ」と笑いながらも、今はどうしようもないと話す。次の面談に移るまでの時間はわずか10秒ほど。それでもこの日、深山の口から嬉しい報告を聞くことはできなかった。

ギリギリの達成、そして社長との面談へ
6月が終わり、新しい月が始まった。サブマネージャー以上の社員には、月に1度、社長・小谷との面談の時間が設けられている。面談に向かう深山の表情は、心なしか軽く見えた。
「本当にギリギリまでわかんなかったんですけど、自分も達成できて、メンバーも達成できてるんで、最低限はクリアできたっていう感じでしたね」月末ぎりぎりで、個人とチームの両方が目標を達成した。
小谷との面談では、将来のビジョンのすり合わせなど、未来の話をすることが多いという。数字が大きく落ち込んでいれば課題解消の話になるが、今回はそうではなかった。4月から6月の数字の進捗は全体として順調で、あとは人を増やして事業をさらに大きくしていくフェーズだ。
降格からの最短復帰、そして目標達成。その中で示した揺るがない力で、深山はこれからも会社の中心であり続けるだろう。

密着の全編は、YouTube「こたにの人生逆転ちゃんねる」から。
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