夜職から昼職への転職に挑む「夜職版就活NEO」。社長・小谷弘樹が社長陣の一人として出演した28人目の回には、18歳から夜の世界で働いてきた小堀美桜が登場した。厳しい家庭環境を生き抜いてきた彼女に、小谷は「頑張る理由」を持つ人材として期待を寄せた。
18歳で自立し、夜の世界へ
小堀の希望職種は営業だ。18歳で夜職を始め、ガールズバーで1年間店長を務めたあと、現在はキャバクラで働いている。
夜職に入った理由は家庭環境にある。18歳で自立したものの生活が苦しくなり、夜の世界に踏み込んだ。それでも、どうせやるなら結果を残して上を目指したいという思いが強かったという。結果を出すために自分がどう動くか、その結果をどう維持するかを考えるなかで、観察力、忍耐力、人と関わる力を身につけた。自分を一言で表す言葉には「根性」を選んでいる。落ち込んでいる状況が好きではなく、常に前を向いてきたからだ。
結果を出すための工夫を問われると、最初の指名は運の要素もあるとしたうえで、その後の指名をどう続けるかを考え、相手によって異なる承認欲求や支配欲に合わせて自分のキャラクターをつくってきたと説明した。

「夜やってても未来がないので」
小谷の紹介ナレーションが流れた場面で、社長陣から「1番僕は気になっていまして」と、家庭環境について言える範囲で聞きたいという質問が出た。
小堀は、幼少期から18歳まで精神的・身体的な虐待を受けるのが当たり前の環境で育ったと語った。4歳で両親が離婚し、その後は母親からの虐待を受けていたという。食事が十分に用意されない日や、家から締め出される日もあった。本人は笑みを交えて話したが、社長陣からは「結構壮絶だと思います」という声が上がった。
なぜ昼職を目指すのか。直接のきっかけは借金の完済だった。以前勤めていた店で、計算の行き違いなどから30万円の罰金が科され、引っ越し費用と合わせて借金を背負うことになった。その返済を終えたのが出演の前月であり、昼職に戻ろうと決めたという。
社長陣からは、別の店や待遇のよい店に移るという選択肢もあるのではないかと、昼職を目指す根本的な理由を問う声が上がった。小堀の答えは、「夜やってても未来がないので」という短いものだった。
根性を示すエピソードとして小堀が挙げたのも、家庭環境だった。1つ上の姉はうつ病を患っている。落ち込んでいても何も生まれないことを最も近くで見てきたからこそ、つらくても「どうにかしよう」と動いてきたのだと話した。

数字と信頼関係を両立させた実績
実績のプレゼンでは、現在のキャバクラで入店2か月目から売上と指名本数のランキングに入り、2か月連続で売上200万円を超えたことを示した。入店直後は出勤数を最大化して顧客の母数を増やすことに努め、客層が安定してからは心理学を学び、相手に合わせたキャラクターづくりを徹底したという。
1年間の店長経験から、店舗スタッフの苦労も分かる。だからこそ常に感謝を忘れず、後輩とは愚痴を話せる関係を築いてきた。数字で結果を出すことと、信頼関係を構築すること。この2つが自分の強みだと小堀は語る。
ガールズバー時代には、店のTikTokも担当した。会社から週1本、決められたお題で動画を提出する仕組みだったが、それでは伸びないと感じた小堀は、自分が撮りたいものを撮らせてもらう代わりに5本ほど提出すると交渉した。お題の考案やキャストへの聞き取りも行い、フォロワーを伸ばしたという。キャストとして入って1か月ほどで店長を任されたのは、考え方や物事の捉え方がキャスト寄りではないと部長に見込まれたからだった。
将来のビジョンとして掲げたのは、成果、改善、影響の3つを軸に、組織を動かせる役職に就くことだ。その一方で、事前に面談した出演者が「すごい好き」だと紹介した夢は、「増えてく通帳を見ながら白米食べることが夢」というものだった。過去の生活から、お金が安心材料になっているのだという。

小谷が評価した「頑張る理由」
中間評価では、梅本社長が期待度55%で評価年収300万円、岡本社長が期待度35%で300万円をつけた。2人とも愛嬌は伝わったとしつつ、スキルや将来像がまだ見えないことを理由に挙げている。
続く小谷は、期待度70%、評価年収300万円プラスアルファと答えた。評価した理由について、小谷は「バックがある子が僕結構好きで」と語る。過去の体験から頑張らなければならないと分かっている人材は、自社のカルチャーとも「マッチしてる」という。一方で、夜職での経験が長いぶん、昼職で必要なスキルはまだ見えないとも指摘した。プラスアルファの部分は、通帳の残高を増やしたいという夢を踏まえたものだ。稼げる幅があったほうがモチベーションになるのではないかと考え、この形にしたと説明している。
田代社長は期待度75%で360万円とし、根性の部分を評価した。そのうえで、いつまでにいくらを目指すのか目標の金額を決めておけば、周囲も協力しやすくなると助言した。
小堀の希望年収は350万円プラスインセンティブ。満足できる生活水準を問われて500万円ほどと答えると、社長陣からは、インセンティブ次第でもっと上を目指せるのではないかという声が上がった。どれだけ稼ぎたいのかを明確にすれば、選ぶべき会社や役職も見えてくる。そうした助言を受け、小堀は営業ロープレのスキルチャレンジへと進む。結果は後編で明らかになる。

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。
掲載元を見る



