夜の仕事から昼の仕事への転職に挑む求職者を社長陣が評価する「夜職版就活NEO」に、社長・小谷弘樹が社長陣の一人として出演した。24人目の求職者は、営業職を希望する21歳の城川真由さん。前編では、夜の仕事で成績を上げてきた彼女の工夫と、社長陣の評価が分かれた中間評価までを追う。
夜の仕事から、昼の仕事へ
夜職版就活NEOは、夜の仕事から昼の仕事へのきっかけをつくることを掲げる番組である。この回の求職者は、三重県出身で21歳の城川真由さん。希望職種は営業だ。1分間の自己紹介では、小学5年生から7年間続けたバレーボールで培った体力と忍耐力をアピールした。性格は負けず嫌いで一生懸命、素直なため吸収力もあると自己分析する。
続いて城川さんは、自身の職歴を説明した。大学進学を機に上京してから夜の仕事を始め、一度地元に戻ってからはスナックと昼の仕事を経験した。その後、再び上京して夜の仕事に戻り、現在に至るという。
質疑の口火を切ったのは小谷である。小谷はまず、そもそもなぜ大学生のときにこうした仕事を始めたのかを尋ねた。城川さんは「素直に言うと」と前置きし、お金が欲しかったことに加え、学生時代から夜の仕事が自分に向いているのではないかと感じていたという。小谷はさらに学費や生活費について確認し、学費は両親が出し、家賃と生活費は奨学金でまかなっていたことが明らかになった。

「一貫性」への問いと、その背景
質疑では、社長陣から鋭い指摘も出た。性格に負けず嫌いと書いているにもかかわらず、職場を1年弱で辞めている経歴を見ると「一貫性ねえな」と感じたという声である。これに対し城川さんは、職場を辞めたのは、もう一度地元に戻って将来を考えてほしいという親の意向を受けたためだと説明した。昼の仕事への転職を決めたのも、20年、30年先の将来を考えたときに昼の仕事をしていたほうがよいと考えたからだという。
これについては、スタジオから補足もあった。城川さんは見た目に強いコンプレックスを抱えており、それを解消するための費用を稼ぐ目的で夜の仕事を続けていた。本人のなかでは、その目的にはひと区切りがついたという。
仕事への向き合い方についても質問が及んだ。お客さんを癒やしたいという思いと、自分が稼ぎたいという思いのどちらが強いのかと問われると、城川さんは、始めた理由は稼ぎたいという思いだったと認めたうえで、続けるうちに相手の大変さを知り、少しでも力になりたいと思うようになったと答えた。
「プロ感」を消すセルフブランディング
実績のプレゼンで城川さんが強調したのは、どの店でも高い成績を収めてきたことである。その要因として挙げたのは2つ。1つは、仲介業者に頼らず、自己分析をもとに自分に合った店を自ら選んだこと。もう1つは、どの職場でも一生懸命に仕事に向き合い、できる努力を続けてきたことである。
得意な客層を問われると、城川さんは「プロ感」のない雰囲気を好む人だと答えた。スタジオでは、この点について「結構いいなと思ってて」と評価する声が上がった。城川さんによれば、多くの人が過激な写真を投稿するなかで、自身はあえてカフェや街中で撮影したInstagram風の写真を投稿していたという。一見そうとは分からない写真を発信することで、心の距離を縮められる客層を選び、長く関係を築くためのブランディングをしていた。
店選びについても独自の視点があった。サイトの上位に表示される店は広告にお金をかけていると考え、それだけ集客力があり、自分が指名を得るチャンスの多い店だと判断していたという。

中間評価、社長陣の見立ては分かれた
将来のビジョンとして、城川さんは、入社した会社のビジョンに貢献し、数字で信頼を勝ち取れる営業になることを掲げた。1年目は社会人としての基礎を固めて目標を安定して達成し、3年目には難しい案件やトラブルの場面で任せてもらえる存在になる。逆境に強い性格を生かし、売上や契約といった数字で評価される環境に身を置きたいという。
中間評価で最初に発表したのは小谷である。評価は65%・300万円だった。以下、片平社長が70%・300万円、中村社長が80%・315万円、田代社長が90%・450万円、三浦会長が60%・300万円である。城川さんの希望年収は300万円にインセンティブを加えた額であり、小谷を含む複数の社長が希望と同じ300万円をつけていた。

高めの評価をつけた理由として、社長陣からは、理想と現状のギャップを埋める作業が得意だと感じたという説明があった。自分の目標に対して節目を置き、着実に取り組めてきたことから、成長すれば大きく稼げるのではないかというイメージが湧いたという。
希望年収の提示を受けて、質疑は具体的な職種へと移った。どのような営業職を想定しているのかと問われると、城川さんは、社会人経験がまだ少ないため、一般の個人客を相手にする営業のほうが想像しやすいと答えた。社長陣からは美容サロンでの接客や集客といった仕事を例に挙げる声もあり、特定の職種へのこだわりよりも、まずは社会人としてのスキルを身につけたい段階であることが確認された。
働く環境の希望も問われた。城川さんは、お金へのモチベーションは今はなく、やりがいを求めていると話した。決まったことをこなすよりも、頑張れるだけ頑張れる会社で、全力で突っ走りたいという。
スキルチャレンジのお題は、1台40万円の4K対応高性能家庭用プロジェクターの営業である。65%と評価した小谷を含め、社長陣は彼女の営業をどう見るのか。続きは後編で描かれる。

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。
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