今までに見たことないピュアさ!?憧れの東京に来させたくない求職者の魅力とは!?【中武】〔233人目〕就活NEO

今までに見たことないピュアさ!?憧れの東京に来させたくない求職者の魅力とは!?【中武】〔233人目〕就活NEO

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宮崎県出身、熊本で不動産営業を続ける23歳の中武が、東京で勝負したいと就活NEOに挑んだ。営業ロープレではロープレサバイバルを制した営業のプロに勝利し、その素直さに社長陣の評価も揺れる。社長陣の一人として出演した小谷弘樹は、人柄を認めつつも、仕事への向き合い方を理由に採用を見送った。

「それって営業なのか」という疑問を抱えて

今回の求職者は23歳の中武。宮崎県で生まれ育ち、大学進学を機に熊本県へ移った。趣味はサッカーと魚釣り、そして洋服だという。現在は不動産会社でBtoBの営業を担当し、主に中古物件の仕入れを手がけている。仕事で武器にしているのは、スピードと圧倒的な行動量だ。

転職を考えた理由について、中武は自身の仕事を「言い方が悪いんですけど」と前置きしたうえで、ごますり営業に近いと表現した。不動産業者を訪ねては年配の担当者と釣りや飲みに出かけ、関係を広げて物件を回してもらう。物件をもらうことがゴールになっているいまの仕事が、果たして営業と呼べるのか。その疑問に加え、数字が出ているいまだからこそ新しい挑戦をしたいこと、そして東京への強い憧れがあることを理由に挙げた。

実績も示した。新卒で入社した会社では営業成績で1位を3回取り、月間賞も3回受賞した。その功績から熊本での拠点立ち上げメンバーに選ばれたという。学生時代はアパレルショップでのアルバイトを通じて営業に興味を持った。社会人になってからは毎日15件の飛び込み営業を続け、周りの営業担当の約4倍の量をこなしてきたという。そこまで頑張れた理由を問われると、服や釣り道具を買いすぎてお金が必要だったからだと明かした。

中学時代に応援団長を務めたという経歴には、社長陣から「本当にそんな声出んのかな」という声が上がった。中武は、前に立つより後ろから仲間を後押しするタイプの応援団長だったと説明し、求めに応じてその場でエールを披露した。

社長陣の前で応援団のエールを披露する中武

一方で、社長陣からの問いは厳しさも帯びていた。1位といっても、母数が11人なのか1000人なのかで意味合いは大きく変わる。社長陣の一人は、いまの説明では「なんかちょっとしょぼいなって正直思ってて」と率直に伝えた。また、ごますり営業が多いのは会社の問題ではなく「あなた自身のやり方の問題なんじゃないんですか?」という指摘も出た。中武は、人間関係を築く営業は会社全体のやり方でもあるとしたうえで、それ以外の営業スキルも伸ばせれば誰にも負けない営業になれると答えた。

将来のビジョンとして掲げたのは2つ。扱う商材や地域が変わっても活躍できる営業のプロフェッショナルになること、そしてプレイヤーから管理職へと進み、後ろから仲間を押し上げる自分のスタイルで部下の成績を伸ばすことだ。

中間評価は期待値50〜80%と幅があった。小谷の評価は期待値50%にインセンティブを加える形である。中武の希望年収は420万円とインセンティブだった。

営業のプロに3対2で勝利

スキルチャレンジでは、営業のプロと同じお題でロープレを行い、どちらの営業が良かったかを社長陣が判定する。対戦相手は、ロープレサバイバルで頂点に立った経歴を持つ大谷真弘。お題は軽トラックタイプの「サウナカー」で、初期費用は車両費込みの400万円、収容人数は最大4名である。中武は営業相手に三島社長を選んだ。

大谷は、採用したい人物像を三島社長に尋ねたうえで、サウナカーを採用イベントや福利厚生に使う提案を展開した。これに対し中武は、サッカーの話題で距離を縮めてから商品を切り出す。サウナカーを広告車として走らせれば収益化できること、サウナに行く時間はないがお金に余裕のある40〜50代の層を取り込めることを挙げた。前例がない点を突かれると「だから今がチャンスなんですよ」と返し、最後には「一緒に買いましょう」と持ちかけた。

判定は中武3票、大谷2票。プロに勝利した中武に、会場からは歓声が上がった。社長陣からは、頑張っている様子が最後まで伝わったという声や、誰かから買うなら中武から買いたいという声が上がった。400万円を「たった400万円」と当たり前のように言い切れる度胸を評価する声もあった。その一方で、これまで磨いてきた人に好かれる力がロープレでは伝わってこなかったとして、プロに票を入れた社長もいた。

ロープレの判定で中武の勝利が決まった場面

東京を目指す本当の理由

続くジャッジメントタイムで、中武は清水社長を外した。理由は、東京で働きたいという思いである。

最後の質疑で、大野社長は「仕事なめてるなと思ってて」と切り出した。大野社長自身も外資系の企業にいた頃、泥臭い営業を数多くこなしてきたという。泥臭い仕事でも、顧客のために何ができるかを考え、そこに楽しみを見いだせるかどうかが大切だ。そのスタンスを変えなければ、どの会社に行っても同じことになりかねないと伝えた。

さらに社長陣からは、東京でなくてもよいのではないかという問いも出た。中武が迷いながら明かしたのは、長く付き合っている彼女が東京にいることだった。結婚も考えており、東京で年収を上げて彼女を幸せにしたいという。この告白に、社長陣からは「それを言ってくれたら」という声も上がった。

社長陣の一人は、中武のピュアさを評価しつつ、東京はドライで冷たいところもあるとし、彼の良さが失われていくことを心配した。それでも中武は、いまの会社にいればそれなりに上がっていけるはずだが、それを捨ててでも行く覚悟はできていると答えた。最後のアピールでは、みんなで出かけた釣りで魚が釣れず、自ら海に飛び込んで魚役になった結果、初めての契約につながったというエピソードを披露した。プライドは高くなく、社内を和ませるタイプだと自らを語った。

小谷が求めた「プロとしての考え方」

最終ジャッジでは、外された清水社長がまず、採用したかった思いを明かした。残る4人のうち、採用を出したのは畠山社長だった。85点を付け、素直でまっすぐな人柄に加え、魚役のエピソードを聞いて、この人なら育てられると判断したという。大野社長は70点で不採用とした。仕事を通じて今後の人生をどうしたいかというビジョンをもう少し聞きたかったという理由である。三島社長も、若いうちに東京に飲まれていくなかで、彼女を大事にできるのか、会社として支える自信がなかったとして採用を見送った。

小谷の判断は50点で、採用しないというものだった。最初の評価から変わっていないとしたうえで、人間性の評価を低くしたのは素直さなどを否定するものではないと強調する。「素直さだったりそういったところは評価してます」。

小谷が引っかかったのは、仕事や収益に対する考え方だった。小谷にとって人間性とは、そうした考え方まで含めたものだという。ごますり営業をめぐる指摘に、小谷も最初から同じ疑問を抱いていた。人材紹介などを手がける小谷の会社では、顧客からお金をいただく以上、プロでなければならない。「根本的にスキルがなくてもいいけど、そういった考え方はしっかり身につけた状態じゃないと」、自社の環境で働くのは難しいと判断を伝えた。

最終ジャッジで判断の理由を語る小谷

結果として、中武は畠山社長の会社に内定した。最後のあいさつで中武が最もうれしかったと語ったのは、ごますり営業をめぐる指摘だった。その考え方を明日の仕事から切り替えれば、もっと成長できる。そう話し、この指摘を軸にさらに伸びていきたいと語った。小谷を含む社長陣が採用を見送った理由を、中武は次の成長への課題として受け止めていた。

社長陣への感謝と今後の決意を語る中武

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。

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