”目標は飲食業界の3K撲滅‼” しかし求職者の覚悟・考えの甘さに社長達が吠える!【木待 陽向】〔212人目〕就活NEO

”目標は飲食業界の3K撲滅‼” しかし求職者の覚悟・考えの甘さに社長達が吠える!【木待 陽向】〔212人目〕就活NEO

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YouTubeの就活番組「就活NEO」に、社長・小谷弘樹が社長陣の一人として出演した。212人目の求職者は、飲食業界の「3K」のイメージを変えたいと語る21歳の木待陽向。夢へのまっすぐな思いは伝わったが、その道筋の甘さを社長陣は厳しく指摘した。小谷も、それだけの思いがあるなら飲食の業界で修行したほうがいいと伝えた。

過去を隠さずに語った21歳

木待は現在フリーターとして働く21歳だ。希望職種は接客サービスで、経営についても学びたいという。調理師免許を取得できる高校を卒業し、イタリアンの会社に就職したが、1年で退職している。

実績のプレゼンでは、自身の生い立ちから語り始めた。中学時代に非行に走り、児童自立支援施設で過ごしたという。施設に入るきっかけとなった出来事についても、木待は社長陣の質問に隠さず答えた。施設では卓球部に所属し、3年時にはキャプテンを務めて近畿大会の連覇も経験している。同じような境遇の子どもたちと暮らすなかで、その姿を反面教師にしてきたと振り返った。

こうした過去を自ら語る姿勢には、社長陣から評価する声も上がった。メディアの場で語られる過去は喧嘩などの話が多いなかで、言わなくてもいいことを話す姿が「誠実だよね」というのだ。もうやらないと言える理由を問われると、木待は、相手に迷惑をかけることに加え、自分でお金を稼ぐ大変さを経験したからだと答えた。

生い立ちと実績をプレゼンする木待

「3K撲滅」というビジョンへの問い

木待が掲げたビジョンは、5〜6年後に自分の店を構え、飲食業界の3K(きつい・汚い・危険)のイメージを払拭することだった。小学生の頃から飲食店を経営したいという夢を持ち続けてきたという。

一方で、社長陣からは疑問が相次いだ。イタリアンの会社を1年で辞めた理由を問われた木待は、1年目にしては業務量が多く、通常の営業に加えてイベントの企画なども重なり、心身の調子を崩してしまったと明かした。社長陣からは、経営すればさらに大変になるのではないかという指摘も出た。

中間評価は、野口功司社長が期待度60%・300万円、古德一暁社長が50%・300万円。320万円を提示した社長が2人おり、三浦哲郎会長の期待度は40%だった。木待の希望年収は300万円プラスインセンティブである。

議論の焦点となったのは、本当に飲食をやりたいのかという点だ。店を出す資金を稼ぎたいと話す木待に対し、社長陣からは、道がはっきりしているなら名店で修行すべきではないかという声が上がった。どこかで修行を積んだ経歴がなければ成功しづらい、脱サラして飲食店を始めて失敗するよくあるパターンだ、という厳しい言葉も続いた。

強制終了となった社内ベンチャーのプレゼン

スキルチャレンジは、自分の考える事業を社長たちの会社で社内ベンチャーとして採用してもらう企画である。木待は「3K払拭を掲げる飲食店の経営事業計画」をプレゼンした。

自身の飲食店での経験から、労働時間の長さや低賃金、離職率の高さを課題に挙げた。解決策として示したのは、油汚れの清掃を減らす床置き型の設備の導入や、モバイルオーダー、配膳ロボットの活用である。大阪市内での出店を想定した初期投資や売上目標も用意していた。しかし、3人の社長がバツを押し、プレゼンは途中で強制終了となった。

社長陣の指摘は厳しかった。機械を入れれば3Kの問題が解決すると本当に思っているのかと問われ、木待は、それだけでは難しいと認めた。SNSで発信していけば少しずつ変わるのではないかと答えたものの、社長陣からは「全体的に甘い」という言葉が返ってきた。10席ほどのイタリアンであれば設備は必要なく、自分で掃除すればいいのではないか、という意見もあった。お客様のために自分たちで店をよくしようというマインドがなければ、いい雰囲気の店はできないという声も上がった。

プレゼンを終えた木待は、実力不足と準備不足に加え、「自分の軸がブレブレすぎる」ことを痛感したと振り返った。

社内ベンチャーのプレゼンが強制終了となる場面

小谷が勧めた「修行」の道

ジャッジメントタイムで、木待は古德社長を首にした。自身の目指す方向と最も事業が違うと感じたことが理由だという。この後、古德社長が営業職での採用を考えていたことも明かされた。

最後の質疑でも、社長陣は木待の将来に向けて言葉を重ねた。ラーメン店をやりたいのであればラーメン店で働くべきであり、複数の店舗で働けば、勝っている店と負けている店の違いが分かる。その世界で過ごした5年間と、離れて過ごした5年間では勝率がまったく変わる、という助言もあった。木待は最後のアピールで、非行や施設での生活、心身の不調で仕事を辞めた過去があっても、新たにやり直せる未来をつくるのは自分自身の気持ちだと語った。

最終ジャッジで、野口社長は悩んだ末に採用を見送った。夢がパスタの店であるなら、そちらに進むべきだと考え、「無駄な時間を使わしたくない」という思いからだという。

続く小谷も、40点で採用しないと判断した。「そんだけ思いがあるんだったら、ま、ちゃんと飲食の業界で修行した方がいいかなって思った」と小谷は言う。まだ1年しか経験していないことも、判断の理由に挙げている。

最終ジャッジで「修行した方がいい」と伝える小谷

井坂拓也社長は50点で採用しないとしつつも、接客サービスを軸にするのであれば、自社で学んでホールで活躍するオーナーになる道もあると話し、迷っているなら一度相談に乗ると申し出た。三浦会長は30点で、「考えは甘すぎて」と述べ、店を経営するのは今考えているほど甘くないと伝えた。

採用を出した社長はいなかった。ただ、井坂社長の会社で修行する道について木待が相談したいと応じたことで、両者の面接が決まった。6枠目として加わった出演者からは飲食店の紹介などで協力できるという申し出があり、番組としても挑戦したことそのものへの感謝が伝えられた。

井坂社長との面接が決まり握手を交わす場面

採用の見送りには、夢に近づくための遠回りをさせたくないという判断も含まれていた。小谷が勧めたのも、自社への入社ではなく、飲食の業界での修行という道である。

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。

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