考えが甘すぎる!?夢は若社長!!だが社長達が現実を突きつける!!【藤山 泰清】〔207人目〕就活NEO

考えが甘すぎる!?夢は若社長!!だが社長達が現実を突きつける!!【藤山 泰清】〔207人目〕就活NEO

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就活NEOの207人目は、24歳での独立を掲げる20歳の大学生・藤山泰清さん。株式会社Unlimited Glowthの社長・小谷弘樹も社長陣の一人として出演した。希望年収の根拠を問う小谷の指摘は、最後まで番組の論点であり続けた。

14年続けたサッカーと「報われない努力はない」

藤山さんの希望職は営業である。自己紹介では、4歳から高校3年生までサッカーを続けてきたこと、週に2、3回は通うほどカラオケが好きなことを語った。性格診断のタイプはENTJで、リーダーシップや論理的思考、効率を重視する点が特徴だという。座右の銘は「報われない努力はない」。好きな選手であるメッシの著書にあった言葉だと説明した。

カラオケの最高点は、スピッツの「チェリー」で取った99点である。高校2年生で初めて行ったときから90点台を出し、そこから研究を重ねたという。どの曲でも97.8点くらいなら取れると話すと、社長陣に促されてその場でサビを披露した。社長陣からは「点数出すための歌い方だな」という声が上がり、笑いが起きた。

実績のプレゼンでは、大学入学後に中学時代のクラブチームでコーチを務め、チーフコーチとしてリーグ戦で過去最高の成績を収めたことを挙げた。大学1年の10月からはSNS系のインターンを続けている。ただし、用意した資料をなぞるうちに時間が尽き、長所の説明までたどり着けなかった。社長陣の一人は、営業職志望であるからこそ「臨機応変さがなかったのはちょっと痛いな」と指摘した。

ビジョンは短期・中期・長期に分けて示された。1年目でトップセールスを取り、その後はマネジメントや経営を学ぶ。24歳で独立、または社内ベンチャーを立ち上げ、長期的には50億円規模の会社をつくる。目的は家族や友人、ともに働く仲間を幸せにすることであり、最終的にはサッカースクールのようなチームづくりもしたいという。大学は来年休学し、親に学費を返してから退学するつもりだと明かした。

社長陣の前で歌を披露する藤山さん

小谷が問うた「480万円」の根拠

中間評価で、小谷は70%・350万円を提示した。谷本社長は80%・300万円プラスアルファ、吉田社長は75%・360万円プラスインセンティブ、野口社長は90%・360万円である。これに対し藤山さんが示した希望年収は、480万円プラスインセンティブだった。インセンティブを含めれば、24歳までに年収1000万円に届かせたいという。しかも休学中のインターンの段階から、この金額を想定していた。

ここで口を開いたのが小谷である。「これって結構高いと思ってて」と切り出し、普通に大学を出て新卒で入社しても、一般的な会社ではもう少し安いはずだと指摘した。そのうえで、なぜこの数字になったのか根拠を尋ねた。

藤山さんの答えは、12で割れば月40万円になり、親に学費を返して自分で生活することを考えると妥当だと思った、というものだった。社長陣からはすぐに「それは違うね」という声が上がる。給与は、働く人がどれだけの価値を出せるかに対して支払うものである。借金があるから多くもらう、という順序ではない。480万円の価値があることを示してくれなければ判断できない、という指摘だった。

藤山さんは、インターンで関わるランウェイイベントの事業で、10人で活動していた団体を自身の参加後に3倍の規模にし、4か月に1度開かれる大規模イベントで個人として300万円ほどを生み出したと説明した。社長陣の一人は、会社の利益の3分の1を給料として受け取るという自社の考え方を紹介し、月40万円なら3倍の利益を会社に入れられれば問題ないと応じた。

希望年収の根拠を尋ねる小谷

30万円のWeb会議機材をどう売るか

スキルチャレンジのお題は、カメラ・マイク・スピーカーが一体になったWeb会議用の機材である。AIが会話に応じて音声設定を最適化する機能を備え、価格は1台30万円。対戦相手は、ロープレサバイバルで実績を残してきた営業のプロ役、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズの神尾有哉さんだ。神尾さんは制限時間を3分間に縮めるハンデを負って臨んだ。

客役に古德社長を指名した藤山さんは、インターン先の統括者が古德社長と親交があるという話題から入った。多拠点で常時オンラインがつながっている会社だと聞き出したうえで、音声や画質の不具合による入り直しの手間を減らせると訴えた。しかし古德社長からは、その課題ならWi-Fi環境に投資したほうがよいのではないかと返される。切り返しを探す途中で、ロープレは強制終了となった。

結果は5対0で神尾さんの勝利である。社長陣からは、アイスブレイクを含めた入りは良かったという評価の一方で、説明した機能はZoomで完結してしまう、どのようなアイデアで勝とうとしたのかが見えなかった、緊張が伝わり相槌が単調だったといった指摘が相次いだ。藤山さんは、先攻の神尾さんと内容が重なったため、急きょ構成を変えたと明かした。途中で構成を変えた判断を評価する声に対し、藤山さんは負けず嫌いで人と同じなのが嫌だったと明かした。一方で、それならシナリオを2つ用意しておけばよかったという厳しい意見も出た。

途中でボタンを押したのは小谷だった。名乗り出た小谷は、480万円を提示したからこそ、ロジックはなくても営業をやらせればうまいタイプではないかと期待していたと説明した。しかし、ロープレではその期待どおりの姿は見られなかったという。

ロープレが強制終了となる場面

首になった小谷と、残された課題

求職者ジャッジメントタイムで、藤山さんが首にする社長として選んだのは小谷だった。理由は、ロープレで最初にボタンを押されたこと、そして中間評価のパーセンテージが最も低かったことの2点である。小谷はここで退席した。

その後も、社長陣の指摘は続いた。厳しく伝えなければ勘違いしてしまう、大学を辞めて働くのではなく両立すればよい、という声がある。谷本社長は、24歳での独立や社内ベンチャーという目標に対し、育てるには時間がかかると率直に伝えた。社長陣の一人は、正しい努力をしなければ報われないと語り、自分の現在地を冷静に見つめる目を身につけてほしいと求めた。冒頭で藤山さんが掲げた言葉に、別の角度から応えた形である。

藤山さんは最終アピールで、高校時代に厳しい環境で過ごしてきたことから素直さには自信があると述べ、指摘を跳ね返すほどの結果で返したいと語った。

最終ジャッジでは、谷本社長、古德社長、野口社長が提示条件のままでは採用しないと判断した。それぞれ人柄やポテンシャルへの評価は高く、谷本社長は、すり合わせをせずに採用するほうが「無責任な気がした」と理由を述べている。一方、出演者のなかで最も年齢が近いという吉田社長は採用を表明した。当初は固定300万円とインセンティブ200万円を示していたが、最終的には希望どおりの条件で採用するとした。その後、他の社長陣からも300万円プラスインセンティブなどの条件が提示され、藤山さんは吉田社長の会社を選んだ。

小谷はこの回、採用の場に残ることはできなかった。それでも、480万円という数字を「結構高い」と最初に指摘したのは小谷である。給与は自分の生活ではなく、出せる価値に対して支払われる。小谷の問いをきっかけに、社長陣の指摘はこの日、一貫して「自分の価値をどう示すか」に向けられていた。

求職者ジャッジメントタイムで小谷を指名する藤山さん

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。

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