就職するな!?競技中落車!!肋骨を折りながら全国2位!?アスリート魂を武器に社長に挑む!!【大嶋 力】〔204人目〕就活NEO

就職するな!?競技中落車!!肋骨を折りながら全国2位!?アスリート魂を武器に社長に挑む!!【大嶋 力】〔204人目〕就活NEO

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社長・小谷弘樹が社長陣の一人として出演した就活NEO〔204人目〕。挑戦者は、トライアスロンで全国2位を重ね、自ら企業を回ってスポンサーを集めてきた大学4年生の大嶋力である。小谷は最終ジャッジで「120点」をつけて採用を申し出たが、社長陣の提案は採用から出資、数年後の合流まで大きく分かれた。

肋骨4本を折っても走り切った全国2位

大嶋は熊本県出身で、立命館大学の4年生。小学1年生のときに4つ上の再従兄弟に憧れてトライアスロンを始め、16年間この競技を続けてきた。中学3年生でアンダー15日本選手権2位、大学1年生では学生レースで準優勝を果たしている。

昨年の大会は2日間連続の日程で行われた。初日のレースで先頭集団に追いつこうとした際、時速50kmほどで集団落車に巻き込まれ、肋骨を4本折った。それでもここでは諦めきれないと、翌日は痛み止めを飲んで出場し、2位に入った。スポンサーに応援してもらっている以上、そのまま帰ることはできなかったという。

競技を続けるには資金も要る。4人兄弟の長男である大嶋は、大学の学費を奨学金ではなく両親に出してもらっており、これ以上は頼めないと考えた。そこで地元の熊本と大学のある京都で、企業にテレアポやDMを送り、今年は7社と個人スポンサー契約を結んで約300万円を集めた。社長陣からは「300万も集まったんだ」という声が上がった。

一方で、社長陣の一人からは、ナンバーワンへのこだわりを掲げながら1位ではないまま競技を離れてよかったのか、という問いも出た。大嶋の答えは、2位を取り続けて1位に届かなかった悔しさがあるからこそ、1番へのこだわりは強いというものだった。現在は選手を離れ、アスリートを支える側に回っている。

質疑応答の場面で、出演社長・小谷の紹介が入る

経営者を目指して熊本を出た

大嶋が経営者を志したのは高校2年生の頃だ。体格の優位で勝てていた時期が終わり、高校で結果が出なくなるなかで、起業を発信する経営者たちの動画に感化された。本を大量に読み、出版社に電話をかけて著者に会わせてほしいと頼み、実際に何人かに会うことができた。そこで熊本を出たほうがよいと助言を受け、トライアスロンでの進学を選んだという。

現在は個人事業主として、9月にトライアスロンチームを立ち上げた。営業代行や人材紹介を掛け合わせ、アスリートのセカンドキャリアを支える事業である。将来の目標は「誰もが挑戦しやすい街」をつくること。熊本で日本一やオリンピック、経営を口にするたび、周囲から「そんなの無理だ、やめとけ」と言われてきた経験が背景にある。すでに大手3社から内定を得ていることも明かされた。

中間評価では、高い評価が並んだ。期待度100%・年収500万円が複数の社長から示され、小谷も期待度100%・年収500万円を提示した。大嶋本人の希望は800万円以上。内定先の平均とされる500万円に、自らスポンサー営業で獲得した300万円を足した額だという根拠を示した。

ロープレは0票、それでも評価は揺るがなかった

スキルチャレンジのお題は業務用プリンターである。導入費用は100万円、メンテナンスとインク代で毎月2万円かかる。大嶋は営業相手に三浦会長を指名し、アスリートが営業する会社を応援する意味も込めて導入してほしいと提案した。しかしやりとりのなかでは「ほぼほぼ寄付ってことでしょ?」と返され、応援する側のメリットを繰り返し問われた。

一方のプロは、商品をAIが搭載されたプリンターとして打ち出し、生産性の向上でコストを回収できると提案した。結果は0票対5票で、プロの勝利となった。

フィードバックでは、厳しい切り返しにも慌てなかった落ち着きを評価する声が上がった。そのうえで、アスリートが会社に来ることを付加価値として100万円を乗り越える提案をしてほしかった、という指摘が続いた。ある社長は、社内でトライアスロンチームをつくり1年間コーチングする提案であれば100万円でも安く感じる、と具体的な切り口を示した。

三浦会長に業務用プリンターを提案する大嶋

後半の求職者ジャッジメントタイムで、大嶋は山本社長を首に指名した。最終の質疑では、就職か起業かをめぐって社長陣の意見が割れた。最初から起業したほうがよいのではないかと出資にまで言及する社長がいる一方で、大手企業で学べるスキルは必ずあるとして、いきなりの起業には賛成しないという社長もいた。

就職か起業か、社長陣が大嶋に問いかける場面

小谷がつけた「120点」

最終ジャッジで、最初に発言した社長は、採用ではなく自身のノウハウ提供や出資の形で力になりたいと伝えた。岡田社長は子会社の社長として1,500万円を出資する提案を示した。

続く小谷の評価は120点、採用である。みんな採用するだろうと思いながらボードに書いたと前置きしたうえで、迷った部分があったことも明かした。迷いは悪い意味ではないとしつつ、理由として「伸ばし切ってあげれるかな」という点と、自らの課題を挙げた。採用後のポジションもまだ決めていないと認めたうえで、「誰よりも時間を使ってあげられるかなと思う」と続けた。小谷自身も学生起業からノウハウのない状態でここまで進んできた。だからこそ、0から始めるときにどう段階を踏んでいくかは教えられる、というのが小谷の申し出だった。

最終ジャッジで120点をつけ、採用を申し出る小谷

主宰の三浦会長は90点で、3年間有効の採用を提示した。いま内定している大手企業で経験やスキル、人脈を身につけ、3年以内に来てくれれば一緒に起業しよう、という提案である。

大嶋が握手を求めたのは三浦会長だった。今すぐには決めきれないため、3年間をかけてキャリアを考えたうえで最善の案を出したい、というのが理由である。社長陣の一人からは、三浦会長が優先権を得た形ではあるが、小谷を含む他の社長の選択肢も含めて、納得できる道を選んでほしいという言葉が贈られた。

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。

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