”新社長参戦!” でも求職者の魅力にイチコロ!?【石川 涼華】〔198人目〕就活NEO

”新社長参戦!” でも求職者の魅力にイチコロ!?【石川 涼華】〔198人目〕就活NEO

SHARE

YouTubeの就活番組「就活NEO」に、社長・小谷弘樹が社長陣の一人として出演した。198人目の求職者は、自らを「変な人」と紹介する大学2年生の石川涼華さん。最終ジャッジでは4社すべてが採用を出し、彼女が選んだのは小谷の会社だった。

「変な人」と呼ばれることが嬉しい

この回の冒頭、番組に初めて登場する社長が2人いると紹介され、2枠の水澤社長に続いて、4枠の小谷が会社の概要を説明した。小谷は、自社が人材紹介とHR広告の運用を手がけ、なかでも未経験からの技術職への転職支援に特化していると説明した。知識やノウハウのある大人が並走することで、求職者に理想の未来を実現してほしいという考えである。求める人物像は「頑張る理由がある子」。厳しく育てる環境でも、自分の目標に向かって頑張れる人と一緒に働きたいと語った。

4枠の社長として自己紹介する小谷

求職者の石川さんは、希望職種に営業を挙げた。1分間の自己紹介では、自身の強みを3つにまとめた。街中を跳ね回るパルクールや、大学の軽音サークルへ1人で飛び込んだ経験は挑戦の例である。16年間続けているバイオリンや、朝5時に起きる早朝のカフェアルバイトを2年間続けていることは、継続の例として挙げた。さらに、年齢に関係なく誰の相談にも乗れること、相手の立場になって考えられることも強みだという。

プロフィールに書かれた「変な人」という言葉について問われると、石川さんは、人と違うことをするのが好きで周囲から変わっていると言われることが多いと答えた。普通なら悪口と受け取る人が多いところを、本人は「私人と違うことが大好きなんで」と前置きし、言われるとむしろ嬉しいと話した。

居場所を失った経験から、居場所をつくる夢へ

実績のプレゼンで石川さんが語ったのは、「過去の私」と「今の私」である。小学6年生のとき、顔の半分が動かなくなる顔面神経麻痺を患った。笑うことも食べることも好きだった本人にとって、つらい経験だったという。中学校ではバレー部に入ったが、顧問の厳しい指導のなかで自分を追い込みすぎてしまった。そんな時期に唯一の居場所となったのがSNSだった。相談に乗ってもらううちに、いつしか自分が相談に乗る側になり、それが居場所を見つけるきっかけになったと振り返る。高校からは、その経験を生かして不登校の子どもに寄り添う活動をしているという。

発症のきっかけを問われると、石川さんは、どうすれば人に嫌われないかを考えて自分を追い込みすぎたことによるストレスだったと説明した。社長陣からは、器用にいろいろなことをこなせる人は「器用貧乏」になりやすいという懸念を示しつつ、本人が自分を不器用だと言うのであれば、一生懸命頑張ってきたのだと受け取ったという声が上がった。

ビジョンのプレゼンでは、「1人1人の居場所を作りたい」という夢を掲げた。SNSで相談に乗るなかで、意外にも大人からの相談が多いと感じてきた。子どもにはスクールカウンセラーなどの相談先がある一方で、大人には「大人なんだから自分で解決しろ」という風潮がある。精神科に行くほどではなくても、気軽に居場所と思える場所を提供したい。30歳までに事業内容を確立し、起業もしくは社内ベンチャーを目指すという。

中間評価では、小谷が85%・年収350万円をつけた。早川社長と吉田社長が75%、水澤社長が60%とするなかで、田代社長と並ぶ最も高い割合である。これに対し、石川さんの希望は年収400万円にインセンティブを加えた額だった。

選んだのは「1番プロの方」

スキルチャレンジのお題は、渋谷区内を走るアドトラックの広告枠の営業である。費用は7日間で150万円。石川さんは営業の相手に、広告事業を手がける田代社長を選んだ。提案の柱は、アドトラックに田代社長の顔を載せて「広告王」を目指す宣言をし、渋谷の人通りの多い場所を走らせるという企画だった。一方、プロ役の神尾さんは倍の300万円という条件で営業に臨み、田代社長の取り組みに寄り添う形で提案を組み立てた。結果は3.5対1.5で、プロ役の勝利となった。

講評で最初に口を開いたのは小谷である。初めての営業にもかかわらず、はっきり話し、身振り手振りを使えていた点を評価した。そのうえで「シンプルに愛嬌がある」ため、内容以前に自分なら買ってしまうかもしれないと伝えた。ただし、内容面では課題も指摘している。学生には難しいかもしれないと前置きしつつ、田代社長のニーズをほとんど聞けておらず、ヒアリングが甘かったという。相手のニーズを聞き取り、興味を持ってもらえるポイントで商材の強みを示していく方がよかったと助言した。

社長陣からは、なぜ最も難しい相手を選んだのかという問いも飛んだ。石川さんの答えは「どうせ挑戦するなら1番プロの方と対面してやってみたいと思ったから」。この度胸には拍手が送られ、いきなり社長に飛び込む勇気を評価する声も上がった。企画そのものについても「抜群だった」との評価があり、費用対効果を数字で示せばさらに説得力が増したという具体的な助言も寄せられた。

ロープレ後、石川さんに講評を伝える小谷

全社採用、そして小谷の会社へ

求職者ジャッジメントタイムで、石川さんが退出を告げたのは田代社長だった。理由は、自分の将来のビジョンと会社の理念が合わないと感じたためである。

最終ジャッジは小谷から始まった。結果は80点で採用。小谷は、最初に良いと感じたのは石川さんが書いてきた思いの部分であり、それが自社の理念に合うと感じたことが最も印象に残っていると述べた。一方で、やりたいことを形にする力はまだないとも率直に伝えている。そのうえで、能力が追いついてくれば社内で事業を手がけても、独立してもよいという考えを示した。

最終ジャッジで「採用」を告げる小谷

続く吉田社長、水澤社長、早川社長もそろって採用を出し、残った4社すべてが石川さんの採用を希望する結果となった。4社のなかから石川さんが選んだのは、小谷の会社である。

選んだ理由を問われた石川さんは、入室したときからの小谷の接し方に加え、ロープレのときにアドバイスをたくさんくれたことが「嬉しかったからです」と答えた。講評で小谷が伝えた評価と課題は、石川さんの選択にもつながっていたことになる。

石川さんが小谷の会社を選び、握手を交わす場面

最後に石川さんは、YouTubeを通じて自分が「変な人」であることを知らせることができたと、収録を振り返った。人と違う道を楽しみ、他者の居場所をつくりたいと語る大学2年生が、これからどのように営業の力を身につけていくのか注目したい。

番組の全編は、YouTube「就活NEO」から。

掲載元を見る