人材紹介などを手がける株式会社Unlimited Glowth。年商10億円を誇る同社で採用の最前線に立つのが、代表取締役の小谷弘樹(28)だ。未経験者であっても即座に採用を決めるのはなぜか。社長面接の現場からその哲学を追った。

端的な言葉で本音を引き出す質問
面接で小谷が求めるのは、取り繕った建前ではなく応募者自身の率直な言葉だ。「稼ぎたい、人のためになりたい、認められたい。これどれが一番自分の欲求に近いと思いますか」と問いかけ、思い浮かんだことをそのまま答えるよう促す。
こうした質問の背景には、他のメディアも含め数多くの求職者と向き合ってきた経験の厚みがある。さらに、仕事そのものが絶えず変化し続けているという認識も根底にある。
かつて主流だった訪問営業はオンラインに置き換わり、数十年前には目立たなかったエンジニアという職業も、今では誰もが知る仕事になった。市場の流れが変わり続ける以上、誰かに教えられるのを待つのではなく、自ら情報を読み取り学び続ける姿勢が欠かせないと小谷は語る。

経験よりも「やりきれるかどうか」
見ているのは経歴やスキルではなく、素直さと、責任感を持って仕事に取り組めるかどうかだという。求職者の人生を左右しうる仕事だからこそ、その責任感が問われる。できないことをできるようにしていく行動力も評価の対象だ。
「別に経験云々とかは求めてないですね」と小谷は明言する。求めているのはむしろ、成果が出るまでやり切る覚悟のほうだという。
稼ぎたい、やりがいを感じたいなど、動機そのものは何でもいい。ただ、本当にやり切るという水準は思っている以上に高く、そこにコミットし続けられるかどうかを見極めているのだと小谷は話す。

面接中に内定を出すスピード感
条件が合えば、小谷は面接のその場で内定を伝えることも少なくない。判断の速さは、面接で本質を見極めてきた経験の積み重ねによるものだ。
一方で、内定を出したうえでなお、小谷は本音を伝えることを欠かさない。入社への期待が先行している応募者に対しては、実際に働き始めれば想像とのずれを感じる場面もあると話す。
それでも「頑張っていく中で成果を出していくと、この仕事がやっぱり好きだなという風に変わっていく」と語る。
経験の有無より、働き続ける中での仕事への向き合い方を大切にしていることがうかがえる。
密着の全編は、YouTube「こたにの人生逆転ちゃんねる」から。
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