入社から1ヶ月あまり、CSとして働きながらキャリアアドバイザー(CA)を志す引間。シングルマザーとして人生逆転を目指す彼女が、初めてのロールプレイング研修に挑んだ。不安を抱えたまま臨んだ一日を追った。
CS業務はもう「一人立ち」次の目標はキャリアアドバイザー
引間がUnlimited Glowthに入社して、1ヶ月あまりが過ぎた。入社当初は初めての業務に苦戦していたが、小谷との面談で自身の目標を立て直し、新しい道を歩み始めている。
現在の担当はCSだ。求職者との面談日程を調整し、Zoomでの面談のアポイントをカレンダーに入れていく。1日あたりに必要な件数が目標として設定されており、それを「ひたすら埋めてく」のが日々の仕事だという。通話しながらのパソコン操作も手慣れたもので、以前のようなたどたどしさはもう感じられない。

周囲の評価も高い。アポイントの取得から広告まわりの業務まで漏れなくこなし、CSの仕事ぶりを見る限り物覚えも非常に早いという。CSとしてはすでに一人立ちしており、社内からは「本当に助かってます」という声が上がる。
もっとも、引間がCS業務を担当しているのは、まだCAとしては任せられない段階だからというだけでなく、社内でCSの手が足りていないためでもある。業務の幅を広げるため、引間は並行してCAの研修を受けている。早く試験に合格し、任せてもいいという基準に達してほしい。それが周囲の期待だ。
休憩を使って準備。それでも消えない不安
この日、引間はサブマネージャー・深山のチームで、初めてのロープレ研修に臨むことになっていた。
昼休み、引間は昼食をとりながら、研修の準備としてもらっていた録画を見ていた。見ていると「すごい綺麗に決まったな」と感心してしまう。ただ、「なんでこんなこと聞いたんだろう」という疑問があまり湧いてこない。相手の返事から、その人が何をしたいのかを考えるのは「私にはまだ難しそう」で、だからこそ頑張らなければならないと率直に語る。

研修の冒頭、深山は狙いをこう説明した。何が分かっていないのかをはっきりさせるのがロープレであり、他の人はどうやっているのだろうという意識で気づきをたくさん持ち帰ってほしい。
準備は十分にしてきた。それでも引間の表情には不安がにじむ。ロープレが始まると、深山が設定した求職者を相手に、たどたどしくも懸命に画面へ向き合い、なんとか最後まで走り切った。
「130%ぐらいできた」。評価されたのはセルフフィードバックの的確さ
ロープレを終えた引間に、深山はしっかりと時間をかけてフィードバックを伝えた。初めてなので拙い部分はもちろんある。ただ、それは当然のことで、期待値を100とするなら「130%ぐらいできた」という。
良かった点として挙げたのは、愛嬌や「大変ですよね」と寄り添う共感の姿勢、相手をそれとなく褒める言葉やクッション言葉といった細かな気配りだ。録画を見たうえで、ヒアリングシートを音読し、自分が話しやすいように変えてきたという準備についても、「ちゃんと準備してきたんだな」と認めた。

ところが本人に満足の色はない。説明が全体的に大まかになってしまった。順番に聞けるはずだと思っていたのに、一つのことに集中しすぎて、ヒアリングは半分以上できていなかった。これではどんな会社を紹介すればいいのか絞りきれない。引間は自らそう振り返り、YouTubeなどで調べることや、他の人がどう説明しているのかを学ぶことを次の課題に挙げた。
一方で深山が高く評価したのは、こうした振り返りの的確さだった。何ができていなかったのかを的確に把握し、それを埋めるために何をするのかもすぐに答えられた。加えて、過去のメンバーの多くが最初のロープレでは考えすぎて止まってしまうなか、最後まで走り切ったことにも驚いたという。「伸び代の大きさと成長スピードの速さを感じさせるロープレ」と振り返り、引間を「期待の新人」と表現した。
目の前のことで手一杯だった日々から、将来を考える日々へ
それでも引間自身は、まだ自信を持てずにいる。7月1日から8月1日の間にデビューできるよう頑張ろうという話をされていたものの、この日の出来では難しいと感じている。ここから1ヶ月で、どれだけ求職者の前に立てるようになるか。資料に頼らずとも答えられるよう情報をきちんと覚えたいと語り、まずはヒアリングシートの冒頭部分だけでも見ずに言えるようにしたいという。

これまでは、今をどう生きていくかで手一杯だった。10年後、20年後の自分を考える余裕もなく、目の前のことに追われてきた。入社後、社長の小谷から「今はそれでいいかもしれない」が「将来それじゃ困るよね」と言われ、自分の今後や家族のことを改めて考える機会を得た。これまではそれでなんとかなってきたが、目指すところはそこではない。そのことがはっきりしたという。
「ちゃんとCAとして働きたい」。そう語る引間が願うのは、もっと自信をつけ、自分は「ちゃんとやってる」と思えるようになることだ。彼女が自分に誇りを持てる日も、そう遠くないのかもしれない。
密着の全編は、YouTube「こたにの人生逆転ちゃんねる」から。
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